チュン爺のゲームノート

SRPG Studioでのゲーム作成&他の方が作られたゲームへの挑戦

FXと小説と

◎チュンチュンのFX挑戦
 昨日は、入院に必要な備品を買いに、近所の100円ショップに行って来ましたが、考えてみれば、入院まで、まだ2週間ありました。あまり早めに買うと、入院当日までに、見失ってしまいそう。、まあ、準備はゆっくり進めたいと思います。
 木曜日は、
深沢瑞穂
 とします。

深沢瑞穂
 です。木曜日の管轄は、
・CAD-JPY
・USD-JPY
・AUD-NZD
 結構、メジャーな通貨ペアを扱います。結果は、
934円,3227円
-614円,-2123円
333円,-2009円
 トータルは、
+653円
 とプラスですが、もっとも基本の通貨ペア、
・USD-JPY
 は、プラスにしたいと思います。



総タイトル「陽葵が見ているもの」
 の、
第2話「陽葵もフロイトを見た」(2)
 です。



 陽葵と母親が訪れたのは、学生らしき若者が出たり入ったりをしている雑然とした部屋で、部屋の奥が仕切られていて、その1つ1つに名札が掛けられていた。
 母親は、その中に、
浜井徹
 の札を見つけると、その入り口に座っていた女性に、
「あの、夏井と申しますが」
 と声をかけた。
 すると、その女性は、それを承知していたのか、二人に、
「夏井様ですね。奥にどうぞ」
 と声を掛け、仕切りの部屋へと二人を案内した。
「申し訳ありませんが、まずは直接、子どもさんの話を聞きたいので、お母さんは入り口の席でお待ちください」
 中から声をかけたのは、一見、学生と区別ができないくらいの、若い男性だった。ここで再び、母親が女性に案内されて仕切りの外に出ると、その男性・浜井徹が陽葵に声をかけた。
「陽葵ちゃんだね。先輩、あ、君のお父さんから話は聞きましたよ。さあ、座ってください」
 陽葵が部屋に入ってすぐのイスに座ると、
「何でも君は、人の顔の上とかに、別の人の顔が見えるんだってね。ならば、私の顔の上にも、誰かの顔が見えるのかい?」
また、同じ質問だ。
 陽葵は少しがっかりした。がっかりして黙っていると、
「そうか、見えない時もあるんだね。でも、無理しなくていい。少し疲れてて見えないのなら、しばらくすれば、また見えるようになるからね」
 黙っている陽葵に浜井がそう言うと、
「陽葵はもう、見たくないの。見えると、お母さんが心配するし、お友達を悲しませる。早く、大きくなって、見えないようになりたいの」
 陽葵は突然、大声で言った。浜井は少し驚いたようだったが、すぐに落ち着きを取り戻した。
「陽葵ちゃん、君は誤解してるね。先生は断言するよ。見えることは恥ずかしいことでも、悪いことでもない。それどころか、先生は、素晴らしいことだと思うよ」
 それを聞くと、陽葵は浜井の目をじっと見つめて言った。
「でも、見えてるのって、陽葵が作ったウソなんでしょ。ホントは何もないんでしょ」
 それを聞くと、浜井は少し考えるような表情の後、今度はゆっくりと、陽葵を見ながら尋ねた。
「陽葵ちゃん、もう一度、聞くよ。僕の頭の上にも、誰かの顔が見えるかい?」
 すると、陽葵は呆れたように答えた。
「あなたの頭の上に見えるのは、お髭をいっぱいはやした、オジサンよ。日本の人じゃない、知らない外国のオジサンよ」
 すると、
「おおお、そうか」
 と、浜井が目を光らせた。

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